スパイダーマン ファーフロムホーム 感想
オススメ度:100% ヒーロー映画にお腹いっぱいの人にもオススメ
すごく面白いです
エンドゲームで相当なスケールでやったあとに公開された今作
ヒーロー映画としても屈指の名作だと思います
まず、キャストのアンサンブルが素晴らしいです
登場人物が魅力的でとても心地良いです、学園青春モノ要素でありながら今回はクラブの旅行なので登場人物が絞られているのでよりわかりやすいです
フューリーの部下のデミトリとか着替えを勧めるお姉さんや
悪役一味のバスを運転する人まで端役のひとりひとりまで気が利いています
次にアクションがすごい
スパイダーマンは何度も映画化していますので、手から糸出してビョーンは最早既視感しかないのは仕方ないのですが、それでもあらかじめ貼ったネットに下から着地して反動を使うなど新しい動きで楽しませてくれます
ヨーロッパ各地のロケーションがキレイで旅行気分も味わえますし、何というかいい意味で軽いのが丁度よくて、ヒーロー映画が大好きって訳でもない人にもオススメの一作です
※以下、ネタバレ
前作のホームカミングに引き続き、好きな子に告白したい話しと悪いヤツを倒す話しが並行するのですが
前作よりも境目がスムーズになっていて違和感なく両方楽しめます
もちろん前作は2つのストーリーラインが合流するところがキモなので当たり前なんですけどね
あらためて前作をみるとヒロインポジションのリズが可哀想ですよね
さんざんすっぽかされて本人悪くないのにお別れでしたから
しかも、ピーターったら今作の冒頭からケロっとMJに夢中だし
今作は前作より群像劇っぽいのでピーターの恋愛だけに比重がいっていないのはかえって良かったと思います
MJはヒロインにしては出番が少ないですけど、そのせいかさわやか恋愛感があるんですよね
テッドやハッピーの恋愛模様もストーリーにはいらない要素ともとれますが面白いのでオッケーです
フラッシュやブラッドのイヤなヤツポジションがそれほど憎めないのも上品です
主人公がヒーローとして自覚する話しがメインライン
スタークの遺した良いものと悪いものの対比
てか、スターク起因のトラブルMCUに割と多いですよね
敵役も正体を偽っていますが、ピーターも正体を隠している共通点
非常に良くできています
細かいところですが、終わった後あらためて考えると炎のエレメンタルズと戦うシーンでスパイダーマンが投げた岩が効果あったり、敵の攻撃からバリアを使って守ったりしてましたけど
あのシステムそんなにアドリブが効くとようには見えませんよね
あと、敵役に関しては子ども向けヒーローものにありがちな未遂で終わってる問題があります
具体的な犠牲者がでている描写がないのと、友達を殺そうとしますが結果的に殺してないので悪党感が弱いんです
器物破損と殺人未遂で死刑は重い感があります
まあ、犠牲者はて出たんでしょうね、たぶん