パーティで女の子に話しかけるには 感想
オトナ向け50% ティーンズ向け50%
オススメ度:1度は見るべき
タイトルがさえないので油断していた作品です
ヘンテコな映画なんですが、予備知識なしで見たほうが面白いし、奇抜な衣装デザインや設定のよくわからなさが心地いい作品です
さえない男子がパーティで可愛い女の子に声をかけるのかな〜なんて気持ちでいると、何コレ!って感じでどんどん引き込まれてしまいます
※以下ネタバレあり
衣装デザインのセンスがバツグンで物語の説得力を出しているのと、イギリスのいい感じに汚い街並みがまた対比となって、恋物語を演出する舞台として見事です
ストーリーはかなりトリッキーにみえて、普遍的なボーイミーツガールであり、ロミオとジュリエットであり、異文化ギャップものでもあり、恋を通して男女が成長する話しでありと実は王道です
しかも最終的には、かぐや姫のような古典的なおとぎ話になります
なのに変わったものを見せられた感じになるのは、ヒロインの家族の独特な文化と、劇中のキーとなるパンクという概念が明確にされないまま進むからだと思います
その言語化されない何かと恋愛が上手くマッチングしてとても上品に仕上がってます