映画版 覆面系ノイズ 感想
ティーンズ向け100%
オススメ度:前提を踏まえて見てみて
前提、これは少女マンガの実写化映画です
そして恋愛というものの比重の恐ろしく高い世界の話しです
この前提を踏まえずに見てしまうとリアリティとかストーリーとかいろいろと気になってしまいます
ただし、そういうジャンルだと知っていれば
美しい風景の中で、美男美女の生活感とか皆無の夢物語を存分に楽しめます
※以下ネタバレあり!!
小学生男子がオトナっぽくて、高校生がガキっぽいとか、才能ある人が狭い世界に多すぎとか、神奈川県と東京の距離感とか、偶然に頼りきりのお話とか、まあツッコミだしたらヤボなだけだとして
良いなと思ったのは、冒頭の小学生の頃の離別からの再会が一回フェイクだったことと
片想いの連鎖を手際よく説明してくれたこと
この2点についてはこの映画の素晴らしい部分でした
ちょっと残念なのが、最初ヒロインの無自覚な美少女感がイヤミに感じました、天然系はしっかり体現できないと、天然を演じてる人になってしまうから難しい役です
あと、覆面バンドの覆面が甘くてバレバレのせいで、少し混乱したことです、正体を明かすシーンがあるんですがサプライズどころか、それまで1人2役なのか?とか思っちゃいました
中盤なんだか話し運びがうまくなく、同じくだりをなぞってる感がありました
ステージ衣装とライブシーンもうちょっと頑張って欲しいなどいいたくなっちゃうなどいろいろ文句はでちゃいながらも
見た後の気分は悪くなく、むしろ良い雰囲気なので、こういう映画の中では完成度は高いです